「ナッシュ(Nosh)の魚メニューはまずい」「ボリュームが少ない」という口コミを目にします。
実は私も食べるまでは、「魚の冷凍弁当ってどうなの?」と少し不安に思っていました。
でも結論から言うと「鮭のマッシュポテトアヒージョ」は期待以上に美味しかったです!
アヒージョらしいコクはありますが、重たさやくどさは感じられません。午後の仕事や外出前でも気にならず、安心して食べられます。
さらに本格的な味わいの魚料理が、レンジで4分40秒。
紙容器ごとポイで後片付けもラクだから、在宅勤務中でも手間なし&ストレスゼロ。
この記事では、50代共働き主婦で管理栄養士の私が、味・ボリューム・栄養成分のリアルな感想をお伝えします。

ごはんを追加した場合の栄養成分も載せています
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ナッシュ「鮭のマッシュポテトアヒージョ」は美味しい?香り・ボリュームも本音レビュー


じつはこれ、私の“初ナッシュ(Nosh)”。
レンチンだけで、まるでデリのような魚ランチが完成してびっくりしました!
在宅勤務のお昼に食べたリアルな感想を、5段階で評価。さらにごはんとの相性・ボリュームについてもお伝えします。
メイン「鮭のマッシュポテトアヒージョ」の気になる味は?
メインの鮭は、冷凍弁当とは思えないクオリティ。厚みがあり食べごたえ抜群なので、「魚を食べた満足感」があります。
温め中からガーリックオイルの香りがふわっと広がり、食欲を刺激。
気になる生臭さはまったくなく、香ばしさが際立つ一品です。
骨付きなので多少の手間はあるものの、そのぶん旨みが逃げず、水っぽさはありません。本格的な味わいに、魚好きならきっと満足できる仕上がりです。
添えられているマッシュポテトとブロッコリーは、鮭の旨味とガーリックオイルが染み込み、コク深い仕上がりに。塩分控えめでも味がぼやけることはありません。
副菜3品の印象と満足度
口コミでも賛否が分かれている副菜の味。実際に食べてみた私の率直な感想は次のとおりです。
- コールスロー ⭐️⭐️
-
ケンタッキーにあるクリーミーなタイプとは違い、甘さ控えめのマリネ風。水っぽいのが気になるところ。
- なすのミートソース ⭐️⭐️⭐️
-
”ミート感”は控えめですが、ほどよいトマトの酸味が全体の味を引き締めています。
- コーンソテー ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
-
コーンの自然な甘みに香ばしさがプラスされ、箸休めにちょうどいい一品。
特にコーンソテーはとれたてのようなプチプチ感があり、冷凍とは思えない美味しさでした。
ごはんとの相性とボリューム感


全体のエネルギーやボリューム感をふまえると、ごはんはお茶碗1杯(約150g)程度がちょうどよいと感じました。
特に糖質を控えたい方や女性、活動量が少ない方には、お茶碗軽く1杯(約120g)に抑えるとよいでしょう。
価格と調理の手軽さをチェック
「鮭のマッシュポテトアヒージョ」は、ナッシュの魚メニューのひとつ。
魚料理なのに調理はレンジでたったの5分前後。塩分控えめでも物足りなさを感じにくく、忙しい日のランチにぴったりです。
1食あたりの価格とプラン構成
ナッシュの「鮭のマッシュポテトアヒージョ」には単体での価格はなく、食数プランによって1食あたりの価格が決まります。
ナッシュは定期配送のシステムを採用しており、各メニューの価格はプラン全体の中で算出されるからです。
たとえば10食プランを選ぶと、1食あたり約590円(税込み)。初回はさらに300円OFFの割引もあり、お得に始められます。
調理時間と使いやすさ


調理方法は驚くほどカンタン!
フィルムを少し開けてレンジでチンするだけで、約5分後には魚料理が完成します。
- 加熱目安(600W):4分40秒〜5分00秒
- フィルムは左下から3〜4cmほど開けるだけ。ハサミ不要。
冷凍なのに、温めているあいだにアヒージョの香りがふわっと広がり、食べる前からテンションが上がります。
しかも火を使わないので、暑い日でもキッチンが快適。
洗い物を減らしたい在宅勤務中にもぴったりです。
そのまま紙容器で食べてもいいですし、お皿に盛りつければ彩りもアップ!
調理から片付けまで手間は最小限です。



料理が苦手な夫や息子でもサッと用意できるのも嬉しいポイントです
栄養バランス的にはどう?管理栄養士の視点でチェック


ナッシュの「鮭のマッシュポテトアヒージョ」は、糖質30g以下・塩分2.5g以下というナッシュ独自の栄養基準を満たしたメニューです。
結論としては、糖質を抑えたいならナッシュのみ、満足感を重視するならごはんお茶碗1杯(約150g)を追加するのがおすすめです。
一方で、食べ盛りの子どもや活動的な男性には180〜200g程度に増やすとバランスが取れそうです。
また、野菜サラダやフルーツを1品添えると、ビタミン・カリウム補給にもなります。
ここでは、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに、成人の1食分として適切かどうかを管理栄養士の視点で解説していきます。
評価基準について
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に基づき、一般成人(18~64歳)の身体活動レベル「低い」における1食あたりの推定目安量を、厚生労働省の情報を基に男女別にまとめています。
1食あたりの目安量は、1日あたりの基準値をを3で割ったものです。個人の身体活動や健康状態によって必要な栄養素は異なります。あくまで参考としてご活用ください。
栄養素 | 男性の目安 | 女性の目安 |
---|---|---|
エネルギー | 750kcal | 550kcal |
たんぱく質 | 22g | 17g |
脂質 | 約17〜25g | 約13〜19g |
炭水化物 | 約95〜124g | 約72〜93g |
食物繊維 | 7g以上 | 6g以上 |
食塩相当量 | 2.5g未満 | 2.2g未満 |
・「個人の身体活動量や健康状態によって必要な栄養量は異なりますので、あくまで参考としてご活用ください。
・上記の値は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」に記載されている1日あたりの目標量や推定エネルギー必要量を基に、1食あたり(1日の約1/3)として算出したものです。
・エネルギー:1日あたりの推定エネルギー必要量(EER)の平均値(男性2,283kcal、女性1,717kcal)を3で割った値です。男性の1日あたりの平均EERは、18-29歳(2,250kcal)、30-49歳(2,350kcal)、50-64歳(2,250kcal)の平均であり、女性は18-29歳(1,700kcal)、30-49歳(1,750kcal)、50-64歳(1,700kcal)の平均です
・たんぱく質:1日あたりの推奨量(RDA)を3で割った値です。
・脂質:1日あたりの目標量(総エネルギー摂取量に占める割合で20~30%)を基にグラムに換算し、3で割った値です。脂質のエネルギー換算係数は9 kcal/gです。
【男性】(2283 kcal/日 × 0.20) ÷ 9 kcal/g ÷ 3食 = 約17g、(2283 kcal/日 × 0.30) ÷ 9 kcal/g ÷ 3食 = 約25g。
【女性】(1717 kcal/日 × 0.20) ÷ 9 kcal/g ÷ 3食 = 約13g、(1717 kcal/日 × 0.30) ÷ 9 kcal/g ÷ 3食 = 約19g。
・炭水化物:1日あたりの目標量(総エネルギー摂取量に占める割合で50~65%)を基にグラムに換算し、3で割った値です。炭水化物のエネルギー換算係数は4 kcal/gです。
【男性】(2283 kcal/日 × 0.50) ÷ 4 kcal/g ÷ 3食 = 約95g、(2283 kcal/日 × 0.65) ÷ 4 kcal/g ÷ 3食 = 約124g。
【女性】(1717 kcal/日 × 0.50) ÷ 4 kcal/g ÷ 3食 = 約72g、(1717 kcal/日 × 0.65) ÷ 4 kcal/g ÷ 3食 = 約93g。
・食物繊維:1日あたりの目標量(DG)の最小値を3で割った値です。男性(18-64歳)の目標量20~22g以上、女性(18-64歳)の目標量18g以上から算出しています。
・食塩相当量:1日あたりの目標量(DG)を3で割った値です。男性(18-64歳)の目標量7.5g未満、女性(18-64歳)の目標量6.5g未満から算出しています。
ごはんなしの場合:糖質控えめ・たんぱく質◎ でも脂質がネック
ごはんを添えずに単体で食べると、糖質を抑えつつ、たんぱく質はしっかり確保できます。
女性の1食分としてはおおむね適正ですが、男性にはややエネルギー不足。脂質は1食あたりの目安量を大きく超えており、注意が必要です。
また、炭水化物は少ないため、ごはんや野菜を使った副菜で調整するとよいでしょう。
「鮭のマッシュポテトアヒージョ」栄養成分(1食あたり)
エネルギー | 463kcal |
糖質 (炭水化物) | 18.7g (22.8g) |
たんぱく質 | 17.9g |
食物繊維 | 4.1g |
脂質 | 34.9g |
塩分 | 2.3g |
出典:ナッシュ公式サイト
項目 | 数値 |
---|---|
エネルギー | 463kcal |
たんぱく質 | 17.9g |
脂質 | 34.9g |
糖質 (炭水化物) | 18.7g (22.8g) |
食物繊維 | 4.1g |
塩分 | 2.3g |
ごはん150gを追加:1食としての完成度が大幅アップ
ごはん150gを加えると、エネルギー・炭水化物・食物繊維の不足分が補われ、1食分として非常にバランスが整います。
たんぱく質も男女ともに目安をしっかりカバー。食後の満足感も高まります。
ただし、脂質は依然として多いため、1日の中で他の食事を「控えめに調整する」ことが前提です。
塩分も女性はやや上限を超えるため、他の食事で調整する場合は、塩分が高いラーメンやうどんなどの麺類や、ちくわ、干物、ハム・ソーセージのような加工品、漬物は避けるのがおすすめ。
ごはんを追加した場合の栄養成分(1食あたり)
以下の表は、市販のパックごはんでよく使われている 100g・120g・150g・180g・200g の5種類を基準に比較しています。
項目 | +ごはん100g | +ごはん120g | +ごはん150g | +ごはん180g | +ごはん200g |
エネルギー | 619kcal | 650kcal | 697kcal | 744kcal | 775 kcal |
たんぱく質 | 20.4g | 20.9g | 21.7g | 22.4g | 22.9g |
脂質 | 34.9g | 35.3g | 35.4g | 35.4g | 35.5g |
糖質 | 18.7g | 61.4g | 72.1g | 82.8g | 89.9g |
食物繊維 | 4.1g | 5.9g | 6.4g | 6.8g | 7.1g |
塩分 | 2.3g | 2.3g | 2.3g | 2.3g | 2.3 g |
※ごはんの栄養成分は、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の「精白米・うるち米・めし」より算出しています。
※ごはんの糖質は「炭水化物 − 食物繊維」で算出しています。
※ナッシュ本体の栄養値は公式サイト記載の値を使用しています(変更される可能性があります)。
※塩分は食塩相当量の値です。
外食・日本人の平均的な食事と比べると?
外食の一般的な定食だと、糖質が80g塩分が3〜7gと大幅に超えることも。
ナッシュなら塩分控えめに作られており、糖質もごはんで調整することができるので安心感があります。
日本人の平均的な食事より脂質はオーバー気味ですが、塩分・糖質(炭水化物として)は平均よりしっかりコントロールされており、食物繊維も摂れる点が優秀です。
- 糖質を極力控えたいならナッシュのみ
- 満足感を重視するならごはんお茶碗1杯(150g)をプラス
- 脂質が多いので、他の食事で調整を
ナッシュが向いている人、向いていない人は?
こちらの記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。


ナッシュ「鮭とマッシュポテトアヒージョ」は、失敗したくない魚好きの人におすすめ


忙しい日のランチ、たまごご飯や麺類だけで済ませていませんか?
ナッシュの「鮭のマッシュポテトアヒージョ」なら、電子レンジで約5分・洗い物ほぼゼロで、栄養が考えられた満足感ある魚料理が完成します。
塩分は控えめでも、ガーリックと鮭の旨みで物足りなさナシ。
在宅勤務や自分ひとりのごはんでも、「ちゃんと食べた」感を味わえます。
忙しい日のランチをナッシュで格上げしませんか?
今日のごはんが手間なく、おいしく、楽しくなること間違いなしです!